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5月23日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

提供:JAIHO 配給:グッチーズ・フリースクール

NEWS

シアター・イメージフォーラムにて
『アフター・スクール・ナイフ・ファイト』の特別上併映も決定

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INTRODUCTION

第77回カンヌ国際映画祭監督週間出品

フランス映画の若き俊英デュオ、
キャロリーヌ・ポギ&ジョナタン・ビネルによる現代フランス映画の最前線!

「夜は暗いが、その濃さを噛みしめ、かすかな光、興奮、感覚、何か新しいもの——希望を探したい。暗い考えさえも食べてしまうように」(キャロリーヌ・ポギ)

ベルリン映画祭で初短編が最高賞を受賞し、世界の映画祭で注目を集めてきたフランスの若き作家デュオ、キャロリーヌ・ポギとジョナタン・ビネル。ジャンルを横断する大胆な語りで、現代の若者たちの感情、身体、そして揺らぐ世界を描き出す、まったく新しい世代の映画が誕生した。

MMORPG〈ダークヌーン〉のサービス終了をきっかけに、若者たちの愛と暴力、喪失と欲望が動き出す。「ゲームは、ある世代にとっての新しい言語であり、生き方です」と監督が語るように、オンラインゲームは単なる舞台装置ではなく、登場人物たちが実際に“生きてきた世界”として立ち上がる。本作のために制作されたゲーム映像と実写が交錯し、現実と仮想の境界は崩れていく。クィアなロマンス、スリラーの緊張、そしてポスト・ヒューマン的身体感覚が融合した、現代フランス映画の最前線を体現する衝撃作。

STORY

しがないドラッグディーラーとして生計を立てるパブロと、10代の妹アポリーヌ。二人はオンラインRPG《Darknoon ダークヌーン》に没頭しあい、壊れることのない絆を築いてきた。しかしある日、そのゲームのサービス終了が告げられる。彼らの“世界”は、間もなく消える。そんな中、パブロは謎めいた青年ナイトと出会い、激しく惹かれていく。妹を残し、危険な恋と裏社会の抗争へと踏み込むパブロ。ゲームの終焉とともに、現実の暴力も加速していく。やがて三人の関係は引き裂かれ、取り返しのつかない夜が訪れる。リスタートのない世界で、彼らは何を選ぶのか。

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DIRECTORS

監督プロフィール

キャロリーヌ・ポギ & ジョナタン・ビネルについて

ともにフランス生まれ。ジョナタン・ビネルは1988年にトゥールーズに、キャロリーヌ・ポギは1990年にアジャクシオに生まれる。二人は共同制作を始める前に、それぞれ別々にいくつかの映画を監督していた。初の共同作『As Long as Shotguns Remain』は、ベルリン国際映画祭短編部門で金熊賞を受賞。続く『Our Legacy』も同映画祭に選出された。2018年には、カンヌ批評家週間に選出された短編『アフター・スクール・ナイフ・ファイト』が、オムニバス映画『Ultra Rêve』の一編として劇場公開された。

彼らの作品は、フランス国内外の映画祭、美術館、ギャラリー、映画館、テレビ、オンラインなどで定期的に上映されている。現在はパリ、コルシカ島、トゥールーズを拠点に活動している。

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FILMOGRAPHY

2024 イート・ザ・ナイト(長編)
  — カンヌ国際映画祭 監督週間

2023 Best Secret Place(短編)
  — ロカルノ国際映画祭

2022 Watch the Fire or Burn Inside it(短編)
  — ロカルノ国際映画祭

2020 Baby Anger(短編)

2018 Jessica Forever(長編)
  — トロント国際映画祭 Platform部門
  — ベルリン国際映画祭 パノラマ部門

2017 アフター・スクール・ナイフ・ファイト(短編)
  — カンヌ国際映画祭 批評家週間
  — ニューヨーク「New Directors / New Films」

2017 Martin Cries(短編)
  — ベルリン国際映画祭 コンペティション

2014 As Long as Shotguns Remain(短編)
  — ベルリン国際映画祭 金熊賞(短編)

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EAT THE NIGHT_5 (c) ATELIER DE PRODUCTION - AGAT FILMS & CIE - ARTE France CinNa.jpg

CAST

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テオ・ショルビ(Théo Cholbi) — パブロ役

フランスの俳優・ミュージシャン。1991年7月22日、フランス・シュノーヴ生まれ。父はテレビ監督のピエール・ショルビ、異父兄に作曲家・歌手のダミアン・セーズを持つなど、芸術的な環境の中で育った。短編映画やミュージックビデオなど映像表現を中心にキャリアを重ね、ラリー・クラーク監督の『The Smell of Us』で重要な役を演じ注目を集める。その後も、グザヴィエ・ジャノリ監督『偉大なるマルグリット』、ラファエル・ジャクロ監督『熱波』など、多くの劇映画に出演してきた。2016年にはテレビ映画『Le choix de Cheyenne』で、高い評価を得る。また、ポストパンク/ヒップホップ要素を持つ音楽プロジェクト「Süeür」のメンバーとしても活動しており、俳優活動と並行して音楽表現にも取り組んでいる。『イート・ザ・ナイト』では、暴力と愛、孤独と連帯が交錯するパブロという人物を体現し、現実世界と仮想世界を行き来する複雑なキャラクターに深みを与えている。

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エルヴァン・ケポア・ファレ(Erwan Kepoa Falé) — ナイト役

フランス・セルジー出身の俳優。キャロリーヌ・ポギとジョナタン・ビネル監督による映画『イート・ザ・ナイト』(2024)で、パブロの恋人ナイト役を演じ、強い存在感を示した。正規の演劇学校での訓練を受けることなく、独自の経歴を歩んできたことも特徴の一つである。

若い時期にドキュメンタリー風フィクション作品『Akaboum』への出演をきっかけに俳優活動を開始し、20代半ば以降、映像作品への出演が本格化した。クリストフ・オノレ監督の『Winter boy』、アイラ・サックス監督の『パッセージ』など、フランス国内外の作品に出演し、2010年代後半以降のフランス映画界で注目を集めている。『イート・ザ・ナイト』では、内面の静けさと脆さ、そして激情を併せ持つ複雑な人物像を体現し、物語の中心となるパブロとの関係性を繊細に表現した。2025年にはセザール賞の有望若手俳優に選出されるなど、今後の活躍が期待されている。

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リラ・グノー(Lila Gueneau) — アポリーヌ役

フランスの若手女優。キャロリーヌ・ポギとジョナタン・ビネル監督による長編映画『イート・ザ・ナイト』で、アポリーヌ役に抜擢され、注目を集めた。撮影当時17歳だった彼女は、オンラインゲーム〈Darknoon ダークヌーン〉を居場所としながら現実世界との間で揺れ動く少女という難しい役柄を、繊細さと芯の強さを併せ持つ演技で体現している。キャロリーヌ・ポギとジョナタン・ビネル監督は、リラ・ゲノーの成熟した存在感と同時に感じられる脆さを高く評価しており、役作り以上に彼女自身の身体性と佇まいがキャラクターの基盤になっていたことを明かしている。『イート・ザ・ナイト』は、彼女にとって国際映画祭で紹介された初期の代表作となった。

OPINION COMMENTS

オピニオンコメント

誰もがすでにそれぞれ異なる現実〈リアル〉を生きているのかも知れないこの時代……その境界線上をヒリヒリと彷徨うかの如きこんなフレッシュなノワールが生まれるのも、たぶんきっと必然なのだ。映画内ゲームの作り込みからして、本気度が違う!

宇多丸(RHYMESTER)

破滅に向かう同性愛者とゲーマーという、ともすれば危険な領域に真摯に挑む。

近藤銀河(アーティスト/美術史)

私自身、ゲームが「娯楽」ではなく「世界」だった時期があるので、アポリーヌに感情移入してしまった。
ゲームが終焉を迎えるときの、あの独特の切なさが完璧に表現されている稀有な映画。
映像も音楽も、現実との境界が曖昧になっていくゲーム表現も、全てが美しかった。

山本さほ(漫画家)

ここで描かれる3人の結末を、私は決して他人事とは思いたくない。誰にだって自分が安心して呼吸ができる「居場所」は必要で、それを失う辛さもまた等しく同じだから。

関根麻里恵(表象文化研究者)

キャロリーヌ・ポギとジョナタン・ビネルは、今日のフランス映画界において独自の地位を占めている。彼らが捉えるZ世代の姿がこれほど切実で親密に感じられるのは、私たちがこれまで知っていると思っていたすべてを鮮やかに覆しているからだ。
『イート・ザ・ナイト』は、ゲームに没頭する兄妹ともう一人の少年との絆や、危ういやり取りを描くだけではない。本作が示すのは、現実がいまやゲームの延長線上にあるということだ。コロナ時代の子どもたちにとって、想像力は現実を完全に凌駕し、もはや後戻りすることはないのだ。

フィリップ・アズーリ(映画批評家)

INTERNATIONAL REVIEWS

海外短評

「圧巻のスリラー」
―― Les Inrockuptibles 

「きわめて独創的」
―― Le Monde 

「この映画は私たちの心を食い尽くす」
―― Libération

「完成度の高い、卓越したスリラー」
―― Les Inrocks

「官能性と引力を備えた、強い磁力を放つ映画」
―― Konbini

About the Movie

MMORPGについて

『イート・ザ・ナイト』においてMMORPG〈Darknoon ダークヌーン〉は、物語を彩る小道具ではなく、登場人物たちが実際に生きてきた「世界」として扱われている。ジョナタン・ビネルは、本作が「ビデオゲームのサーバー終了の告知によって全体が構造化されている」と語っており、ゲームの終焉そのものが、映画の時間を前へと押し進める装置になっていることを明かしている。

クィア・ロマンスについて

『イート・ザ・ナイト』におけるパブロとナイトの関係は、クィア・ロマンスとして描かれながらも、理想化や模範性からは意識的に距離を取っている。キャロリーヌ・ポギは、彼らの関係を理想化されたロマンスとして描くことを避け、危うさと切実さを併せ持つ関係として捉えている。

ポスト・ヒューマン的な身体感覚について

本作における身体は、もはや一貫した単位ではない。アバター、薬物、暴力を通じて、身体は拡張され、分断され、複数のレイヤーに分散していく。ジョナタン・ビネルは、「ある世代にとって、現実とはゲームの外側でプレイヤーの存在が続いていくことだ。彼らの身体はアバターの足跡をなぞっている」と語っている。

俳優について

『イート・ザ・ナイト』のキャスティングにおいて、監督たちは「役作り」よりも俳優自身の存在感を重視している。キャロリーヌ・ポギは、キャスティングにおいて「役作り」よりも俳優自身の存在感を重視し、彼らの中に直接キャラクターを見出していたと語っている。
アポリーヌを演じたリラ・ゲノーは、撮影当時17歳でありながら、驚くほどの成熟と脆さを併せ持っていた。

ゲーム制作について

『イート・ザ・ナイト』のキャスティングにおいて、監督たちは「役作り」よりも俳優自身の存在感を重視している。キャロリーヌ・ポギは、キャスティングにおいて「役作り」よりも俳優自身の存在感を重視し、彼らの中に直接キャラクターを見出していたと語っている。
アポリーヌを演じたリラ・ゲノーは、撮影当時17歳でありながら、驚くほどの成熟と脆さを併せ持っていた。

〈Darknoon ダークヌーン〉は実在のゲームではなく、『イート・ザ・ナイト』のために一から創作された。ジョナタン・ビネルは「このゲームは完全に映画のために発明された」と明言している。制作は大手スタジオではなく、30歳未満の独学3D制作者たちを中心に行われ、完成までに13か月を要したという。
ポギは「ゲームはキャラクターたちに似ていなければならないが、同時にわずかな違いも残したかった。それが詩的である理由だ」と語っている。〈Darknoon ダークヌーン〉の色彩はポップで蛍光的であり、現実世界の陰鬱さに対する視覚的な対抗として機能する。

ゲームの参考作品について

『イート・ザ・ナイト』のキャスティングにおいて、監督たちは「役作り」よりも俳優自身の存在感を重視している。キャロリーヌ・ポギは、キャスティングにおいて「役作り」よりも俳優自身の存在感を重視し、彼らの中に直接キャラクターを見出していたと語っている。
アポリーヌを演じたリラ・ゲノーは、撮影当時17歳でありながら、驚くほどの成熟と脆さを併せ持っていた。

『イート・ザ・ナイト』におけるゲーム表現は、一般的な「ゲーム映画」の系譜からではなく、非常に明確なビデオゲーム美学と、映画史的なハイブリッド表現の双方を参照して構築されている。ジョナタン・ビネルは、ゲームのビジュアル的参照について、「私たちの参照はとても明確だった」という趣旨を述べた上で、「ダークファンタジーやヒロイックファンタジーのゲーム、たとえばDark Souls、Bloodborne、Elden Ring」を挙げている。

映画とビデオゲームのハイブリッド化について

『イート・ザ・ナイト』のキャスティングにおいて、監督たちは「役作り」よりも俳優自身の存在感を重視している。キャロリーヌ・ポギは、キャスティングにおいて「役作り」よりも俳優自身の存在感を重視し、彼らの中に直接キャラクターを見出していたと語っている。
アポリーヌを演じたリラ・ゲノーは、撮影当時17歳でありながら、驚くほどの成熟と脆さを併せ持っていた。

『イート・ザ・ナイト』における映画とビデオゲームの関係は、「引用」や「挿入」という水準を超え、同時制作による相互汚染として成立している。ジョナタン・ビネルは、「今回は、映画のために特別にゲームを制作した」と明言し、従来のマシニマ的手法から決定的に踏み込んだことを強調している。キャロリーヌ・ポギは、制作費が200万ユーロ弱であるにもかかわらず、「私たちの参照は、コジマプロダクションのゲームのような、非常に作り込まれたハイパーリアルな作品だった」と語り、「私たちは巨人と戦っていた」と率直に振り返る。

原題:「Eat the Night」 2024年|107分

監督:キャロリーヌ・ポギ/ジョナタン・ビネル

脚本:キャロリーヌ・ポギ、ジョナタン・ビネル、ギヨーム・ブレオー

プロデューサー:トマ・ヴェルヘーグ、マチュー・ヴェルヘーグ、ジュリエット・シュラメック

アソシエイト・プロデューサー:トリスタン・ヴァスロ

プロダクション・マネージャー:ディエゴ・ウルゴイティ=モワノ

撮影監督:ラファエル・ヴァンデンブッシュ

録音:リュカ・ドメジャン

編集:ヴァンサン・トリコン

助監督:キャロリーヌ・ロンゾン

美術(セットデザイン):マルゴー・ルモリー

衣装:ピエール・ド・モネス

音楽:サリヴァ(SSALIVA)

〈Darknoon ダークヌーン〉制作:サラディビザ、リュシアン・クランフ

提供:JAIHO

配給:グッチーズ・フリースクール

映画『イート・ザ・ナイト』公式サイト

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